昨日仕掛けた置き針を確認しに行った。
外は蒸し暑くて朝なのに30℃近くある。
期待ができそうだ。
置き針がダメだった場合も考えて釣り道具もいちおう持っていく。
現場についた。
台風のせいで風は強いけれど水の中は問題ないはずだ。
草むらをかき分けて確認しに行く。
ちょっとわかりにくいけど、この写真みたいに糸がたるんでいると望は薄いと思う。
この仕掛けは予想通りエサも丸々残っていた。
他の2つも同じようにたるんでいた。
もちろん何も掛かっていない。
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最後の1つだ。
かなりわかりにくいけど糸がピンと張っている。
写真では見えないけど、ピンと張った糸は横のアシのしげみに向かっている。
たぐり寄せようと岸から引っ張ってもビクともしない。
アシに引っかかって動かないだけかと思っていたら糸からかすかに動く感触が伝わってきた。
何かいる。
この動きは魚ではない。
アカミミガメかスッポンだ。
こうなったら川に入って直接捕まえよう。
足を伸ばして少し高い岸から川へ降りる。
水深は浅いけど泥がきつくて長靴が埋まる。
とてもじゃないけど川の中は歩けない。
川岸のはじっことアシの根元の固い部分を踏みながら近づく。
アシをかき分けて糸をたどっていくと、いたっ!
スッポンだ!
針は外せそうにないのでハリスを切って網に入れる。
25㎝くらいかな。
まぢかで初めて見た。
少し観察してみよう。
甲羅はもっと柔らかいのかと思っていたけど硬い。
でも甲羅の周りと後ろの方は柔らかい。
手足の付け根のぶよぶよがかわいい。
お腹にも硬い甲羅がある。
写真の親指がある所だ。
目つきはけっこう鋭い。
歯は平らで上下ともしっかりしている。
これに噛まれれば糸は簡単に切れてしまうな。
ひととおり愛でたのでクーラーボックスに入れて持ち帰ることにする。
何日か泥抜きをしてから美味しくいただこうと思う。
スッポンを調理したことはないけれど調べて何とかしようと思う。
ただ確実に言えることがある。
情が移りそう。
というか、もう移っている。
絞めるなんてかわいそうだ。
が、これをやらねば自然と共に生きるなんて不可能だ。
この数日で覚悟を決めたいと思う。