先日、置き針で捕れたスッポン。
1日おきに水を換えながら4日間飼った。
初日の日中はぐったりしていたんだけど、真夜中になるとバチャバチャ動き回ってうるさいほど元気だった。
4日とも換える前の水には泥だかフンだかわからない汚れがけっこう出ていて泥抜きはやっぱり必要なんだと感じた。
さばき方はyoutubeで何度も見た。
さあ、スッポン鍋を作ろう。
スッポンをさばく流れはこんな感じ。
①首をつかんで胴体と切り離す
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② あごの下にV字の切り込みを入れて頭と首を切り離す
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③ 甲羅の12時の場所に切り込みを入れて甲羅の周りを1周ぐるっと切って甲羅をはがす
↓
④ 甲羅の3時と9時の場所に切り込みを入れて腹の甲羅をスライスするように切り離しスッポンを上下に切り分ける
↓
⑤ にが玉と膀胱を切り取る(捨てる)
↓
⑥ 手足を切って先端の水かきを切り取る(捨てる)
↓
⑦ お尻の部分、しっぽの先端を切り取る(捨てる)
僕はこんな感じでさばいた。
部位は大きく分けて
頭、首、甲羅、腹甲羅、手×2、足×2、お尻、内臓
となる。
捨てなくてもいい所も捨てたかもしれない。
捕まえたときに切ったハリスと針も回収できた。
食道のあたりに引っかかっていた。
youtubeではとてもきれいに手際よくさばいていたんだけど、ぼくはまぁ苦戦した。
まず苦戦したのが首の押さえ方。
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スッポンをひっくり返して起き上ろうとする所を押さえるんだけど、けっこう難しい。
さばいた時間は日中でスッポンの体温も温まりきっていたため動きが素早かったのも要因の一つだと思う。
なんとかつかんだものの首が伸び切っていなくて途中で切断したので甲羅の内側に首が残ってしまって甲羅を剥がすときの邪魔になった。
次に苦戦したのが皮下部分のブヨブヨだ。
とても切りにくかった。
さばく前に包丁を研がないといけなかったかな。
まあそんなこんなで何とかさばけたので次の工程にうつる。
⑦ 内臓以外の部位を80℃くらいのお湯でゆがいて水に入れる
↓
⑧ それから皮膚の薄皮を剥がして捨てる
思ったよりきれいにはがれる。
ゆがく時間は5秒くらいです。
それ以上付けると皮膚が縮んで剥きにくくなる。
僕は30秒くらい浸してしまい完全に縮んでしまった部位があった。
これでさばきと下準備は終わりだ。
次は調理だ。
鍋に水1.5リットル、日本酒コップ1杯、粉末の昆布だし、しょうが2コロ、ねぎ15㎝、さばいたスッポンを入れてアクを取りながら20分煮込む。
この時点でもう美味しそうな匂いがしてきた。
20分煮たらねぎとしょうがを捨ててスッポンを土鍋に移す。
残りのスープはざるとキッチンペーパーでこしてから土鍋に入れた。
別にこさなくても良いと思うけれどぼくはやった。
そのまま土鍋で30分煮込んだ。
それから白菜とねぎを入れてさらに20分煮込む。
以上で完成になる。
味付けはしていないのでまずはポン酢で食べようと思う。
さあ、食べてみよう。
皮膚と甲羅の周りのエンペラという部分はプルプルだ。
味は・・・ほぼなし。
お肉は味がしっかりしている鶏肉みたいで美味しい。
鍋全体がすこーしだけ生臭いような気がする。
鍋に塩と醤油を少し入れたら良くなった。
やはり味付けは必要だったな。
具を食べたら最後はおじやを作る。
鍋にしょうが、ねぎ、卵を入れて煮て完成だ。
醤油と塩も少し足した。
美味しかった。
全体の料理の味の評価は5段階評価で「4」くらいかな。
なぜ5じゃないかというと、ぼくの理想が高すぎたのとぼくの料理の腕がなかったからだ。
調べたら他にも違う味付けで料理できるみたいなのでまた試したい。
でも今年は時期的にもう捕れないかもしれないな。
機会があればまたやってみよう。