夏が終わった。
これからいっきに秋めいてくる。
秋を感じるきっかけは、朝晩の冷え込みだったり夜の虫の音だったりする。
ぼくのきっかけの1つに「匂い」がある。
金木犀の花の匂いだ。
庭の植木や生垣にも使われていことがあるため住宅街でもフワッと香ってくることがある。
匂いはとにかく甘い香り。
すこーし酸味も感じるかな。
あと何か粉っぽい感じもする。
そして哀愁も感じる。
ぼくの感覚だ。
この小さな花が集まって強烈ないい匂いを発っする。
金木犀の香りの寿命は短くて、1週間から長くて2週間くらい。
この短い間に秋が来たと感じさせてくれるぼくの好きな木のひとつだ。
秋の匂いは山でも感じることができる。
桂の葉の匂いだ。
桂は街路樹や公園の植木にも使われていることがある。
そのため街中でも見ることができる。
山にはこのような巨木も生えている。
ハート型や扇子型の葉が黄色くなって地面に落ちる。
そしたら甘く良い匂いが香ってくる。
例えるならブドウを煮詰めたような甘〜い匂いだ。
葉の表より裏の方が強く香る。
このくらい悪い見た目の方が香りが強い。
桂の匂いは葉っぱから出ているので香りの寿命は長い。
秋と言ったけれど記憶では7月でも落葉して香っていた気がする。
10月も大丈夫だと思うので4ヶ月くらいは香りを楽しめる。
もちろん場所によると思うけどね。
この匂いが好きで落ち葉を集めて車の中に入れて楽しんだことがある。
後日カサカサになって散らばって始末が大変だった。
でもそのくらい桂の木も好きだ。
秋の匂いのお話でした。