渓流釣りに行く。
釣り方はルアーフィッシング。
ダメもとでテンカラも持っていく。
なぜダメもとかというとテンカラの経験はほぼないからだ。
今まで解禁明けの2月に釣ったことはない。
果たして結果はどうなるかな。
現場に着いた。
雪は残っているけれどとても少ない。
この川は車道から簡単にエントリーできるのでありがたい。
その反面、他の釣り人も多いけど。
でも今日はいないみたいだ。
他の車がないからね。
川の状態も良い感じ。
少し深くなっているポイントに片っ端からルアーをキャストしていく。
まったく反応がない。
こんな良いポイントなのに。
まったく釣れないので氷の写真撮影に精を出すありさまだ。
釣りをしたことがある人なら経験があると思うけど、あまりにも釣れない(反応がない)とこの川の魚は絶滅したんじゃないかと思ってしまう。
実際はそんなことはないのにね。
他の釣り人はいないので僕の腕と釣り方の問題だな。
その証拠に川の横の水溜まりみたいな場所をのぞいたら魚がいた。
こんな場所はいないだろうと油断していた。
こうなったら作戦変更。
テンカラにする。
テンカラは去年の渓流期間終了まぎわに少しやった程度。
その時は一匹だけなんとか釣れた。
感想は「小さくて狭い場所では難しい」だ。
今回来ている場所はまさに小さくて狭い場所だ。
でも冬の草も葉も生い茂っていない季節なのでまだやりやすい方だと思う。
チャレンジしてみよう。
結果。
まあ良く引っ掛かる。
周りに木の枝がせり出しているポイントはやらない方が良い。
あきらめてひらけているポイントで勝負だ。
あとはどれだけポイントに近づけるかだな。
ルアーと違って遠くからキャストはできない。
ある程度近づいてキャストする。
その時に姿勢を低くする。
また大きい石や倒木があればその陰に隠れる。
いかにして存在を消してポイントに近づけるかが重要だ。
だと思う。
いかんせん釣れていないので想像でしかないけどね。
釣り開始から4時間たった。
まだアタリはない。
忍耐の釣りだ。
そんな中
石の後ろに体を隠せるポイントを見つけた。
そのポイントにキャストをしたとき。
毛バリの下でギラッと光が反射した。
魚だ!
ついに反応があった。
もう一度同じ場所にキャストする。
「パシャッ」
出た!
すぐアワセる。
乗らない。
毛バリを上手にくわえられなかったようだ。
アワセが早すぎたのかもしれない。
僕の尋常じゃない反射神経のせいもあるかも。
このポイントはもう反応しなくなってしまった。
しょうがない。
でもやり方は間違っていないことは分かったぞ。
次に行こう。
一級ポイントに来た。
周りに木はない。
それに写真ではあまり写っていないけど手前には倒木があって体を隠すことができる。
この流れ込みの横の反転流みたくなっている場所にキャストする。
結果。
よし!
ついに釣れた。
きれいなイワナだ。
今回はイワナが毛バリをくわえてから一呼吸おいてアワセた。
本当はキャストした毛バリを見失って反応が遅れてしまったんだけど。
結果オーライだ。
ヒットした毛バリはこちら。
去年テキトーに自作したもの。
ハリのサイズは忘れてしまった。
パラシュートっていうのを作ったような気がする。
でも上の白い綿の周りに巻いてあった羽が釣行の途中で抜けてしまった。
リーダーはルアーフィッシングで使っているナイロンライン4lb。
本当は透明なラインの方が良いのかな。
こんな感じでも釣ることができた。
テンカラって面白い。
時刻は17時。
もう帰る時間だ。
また行こう。