スッポンを釣りに行く。
置き針を仕掛けたり夜に探したりしたけどダメだったので釣ろうと思う。
今回行く川は中野市にある。
車で近くを通ったときに何かいそうだなあと気になっていた川だ。
現場に到着。
川の近くに車をおける場所があったのでそこで釣ってみる。
川の水質はにごり気味。
竿はベイトロッド。
リールはアブガルシアのブラックマックス。
道糸はフロロカーボン16lb。
ハリスは噛み切られないようにワイヤーハリスを使う。
道糸とハリスの間にシンカーを付ける。
シンカーとは重り(おもり)のことです。
針はバス釣り用のネコリグとかワッキーとかに使うやつ。
エサは近くのスーパーで鶏レバーを買った。
てきとうに切って針に付ける。
人も車もまったく通らないので橋の上からやってみた。
竿の先に鈴を付けているのでアタリがあったら「リンリン」と鳴るはずだ。
ぜんぜん釣れない。
エサを回収するときにナマズは追ってきたんだけど、あとはなんにもなし。
それに上流で草刈りをしているみたいで草がよく流れてきた。
釣り糸に引っ掛かってしまってなかなかやっかいだった。
こんなかたまりも流れてきた。
今日はここまでだな。
2日目
別の川に来た。
前に置き針を仕掛けた川だ。
前はヘドロ臭くて嫌だと思っていたけれど、どうしても釣りたいのでやっぱり去年結果が出た川へ来てしまった。
エサは同じ鶏レバーだけど竿を2本に増やした。
これで釣れる確率は上がるはず。
ぜんぜん釣れない。
鶏レバーのせいにしたくなってきた。
今日はここまでだな。
3日目
最初に行った中野市の川に来た。
エサは同じ。
橋の上から釣っていく。
ただただ待つしかない。
我慢の釣りだ。
今日は風が強い。
竿先に付けている鈴が風のせいでゆれてしまう。
「リ、リ、リ」
来たかと思ってしまうけど、これは風のせいで鳴っている鈴の音だ。
少したった頃。
「リンリン!」
強く鈴が鳴った。
これは生き物だ!
鈴をはずして竿を手で持って感触を確かめる。
クン、クン、と竿先が曲がって持っていかれる。
生き物がエサをくわえている証拠だ。
よし。
グッと竿を立ててアワセる。
スッ、と重みが消えた。
乗らなかったみたい。
アワセるのが早すぎたのか。
ショックだ。
でも、今日はなんだか良さそうだぞ。
30分くらいたったころ。
また「リン」と鈴が鳴った。
大きい音だったけど短かったので気のせいかと思った。
水面を確認するとラインが横にゆっくり動いている。
これはカメっぽい。
グッとアワセる。
ずっしりと重さが伝わる。
乗った!
これは大きいぞ。
水面を見ると。
アカミミガメかー。
がっかり。
でも掛けたからには釣りあげないとな。
でも、めっちゃ重くて橋の上から釣りあげるのは無理。
横に誘導していって草がぼうぼうの土手を降りて網ですくおう。
そして、
でました。
甲羅が35㎝くらいある立派なカメだ。
スッポンじゃなかったけどアカミミガメはいることがわかった。
外道だけど釣れるとやっぱり楽しい。
今日はいけるかもな。
いけなかった。
11:00~12:00がピークでそれから4時間はなんにもなし。
この川はダメなのかな。
今日はここまでだな。
このままじゃいけないので何か作戦を考えよう。