今のところぼくができるスッポンを捕まえるための方法は3つ。
・釣り
・置き針
・改造お魚キラー
これを全部やろうと思う。
まず夕方に置き針とお魚キラーを仕掛ける。
次の日にその仕掛けを確認してダメなら釣りをする。
という作戦だ。
川は最近よく行く中野市の川だ。
川に着いた。
けっこう良い雰囲気。
置き針とお魚キラーを仕掛けていく。
置き針は4つ作った。
適当な場所に仕掛ける。
明日また来よう。
次の日。
どうかな?
全部ダメ。
お魚キラーは小魚やザリガニは入っていたんだけどスッポンはいない。
置き針は鶏レバーはなくなっていたけど針に獲物はかかっていなかった。
なかなか厳しい。
気を取り直して釣りをしよう。
まずは置き針とお魚キラーを仕掛けたこの場所でやってみる。
2時間ねばったけどアタリはなかった。
収穫は手のひらサイズのミドリガメだけ。
浅瀬を泳いでいたから手づかみしたんだけど写真を撮ろうとスマホをいじっていたら川へ逃げてしまった。
この場所はあきらめて前にやった場所へ行こう。
最初は川の横の階段から釣ってみる。
するとすぐ「リンリン」と鈴が鳴った。
アタリだ。
アタリがあってもすぐにはアワセない。
少し待って完全にエサをくわえこんだなと思ったらグッとアワセる。
するとずっしりと重みを感じる。
動きは力強くてゆっくり。
もしかしたらスッポンかもしれない。
と思ったら急に下流に向かって走り出した。
この動きは魚だな。
でも大物だ。
ゆっくり寄せると姿が見えた。
こいつだ。
50㎝オーバーのナマズ。
久々の大物でうれしいけれどナマズは外道だ。
外道とはねらっている魚とは違う魚のことです。
少ししたらまた鈴が「リンリン」と鳴った。
でもそれ以上の動きはなかった。
何かがエサを少しつっついただけみたい。
なんだか今日はいける気がする。
前はこんなに鈴が鳴ることはなかったのに。
それからも少し鈴が鳴って、はっとして竿の近くに寄って動きを確認するけどそれ以上何もない。
ということが5時間続いた。
日が暮れて暗くなったきた。
でもあきらめない。
スッポン釣りは日没後が1番良いらしいからね。
ヘッドライトを付けて釣りを続ける。
ライトの光にカゲロウが大量に寄ってきて顔にぶつかる。
でもあきらめない。
ライトの光にカゲロウが大量に寄ってきて目に飛び込んでくる。
でもあきらめない。
しばらくすると、「リンリン」と鈴が鳴った。
竿を持って動きを確認する。
するとまた「リンリン」と鈴が鳴って竿先がクンと曲がった。
このアタリは違うかな。
でもグッとアワセる。
乗った。
いっきに抜き上げる。
やっぱりな。
スポンと出たのはスッポンじゃなくてナマズ。
今日はナマズの日かな。
たまに鳴る鈴の音は全部ナマズかもしれない。
と思ったらなんだか力が抜けてしまった。
今日は(も)あきらめよう。
ここのところスッポンを求めて色々やってきたけど少し休もう。
夏が終わるころやる気があったらまた探そうかな。