クロサンショウウオの顔が見たくなったので戸隠の山へ行った。
前に車で通ったときに「この小川には何がいるんだろう」と気になっていた場所だ。
この辺りの地域に生息はしていると思うのだけど。
探してみよう。
水もきれいで期待できそう。
まず石をひっくり返していく。
川虫はけっこういる。
中でもヘビトンボの幼虫はカッコいい。
このカワゲラの幼虫はサイズにびっくり。
写真だとわかりにくいけど6センチくらいあったと思う。
普通は大きくても3センチとか。
僕が知らないだけかもしれないけれど。
先日、カジカ狙いでイワナが釣れた時のエサもこれだった。
カワゲラはカゲロウと違って丈夫でエサもちが良いのだ。
大きい石があれば下の隙間に手を突っ込んで何がいるか確かめる。
すると筋肉質で素早い生き物が指に当たった。
魚だ。
イワナかヤマメか。
気持ちはサンショウウオから魚に切り替わってしまった。
結構大きいのも手に当たるんだけど手づかみが下手で全然つかめない。
唯一つかんだというか手の中に向かってきて捕れたのがこの子。
イワナ、だよね。多分。
もう少し成長すればはっきりすると思うけど。
なにはともあれ1匹捕れたので満足だ。
次は最初の目的のクロサンショウウオを探そう。
流れの中だけじゃなく水たまりや落ち葉がつもっている場所も探してみた。
けど、いなかった。
この川にはいないのかもしれない。
最後に見つけたのはこの甲虫。
ひっくりかえした石の裏に付いていた。
現地ではミズスマシだと思っていたけど少し大きいような気もするし点の模様もあるし。
帰って図鑑で調べたらモンキマメゲンゴロウと言うみたい。
山地の小川など流れのある所に生息しているようなので間違いないと思う。
今回は目的のクロサンショウウオは見つけられなかったけど、別の生き物が見れたので良かった。
次はもう少し標高の高い場所を探してみよう。