葛の根っこでお茶を作ってみる。
葛根湯ってのがあるぐらいなので体に良いはず。
作り方は、
①葛(くず)を探す
②根っこを掘る
③根っこを適当な薄さに切る
④それを乾燥させる
⑤煎じて飲む
以上。
葛は田舎ならそこら中にある。
これだ。
マメ科のツル性植物だ。
ツルを伸ばして木や電柱におおいかぶさっている姿は見たことがあるんじゃないかな。
葛はすぐ見つかるけれど、根っこを掘るのに適した場所は良く探さないといけない。
おすすめの場所は砂地の河川敷だ。
砂地だとサクサク掘れるからだ。
今回はこいつを掘ってみる。
ツルというより木だね。
でも上の方ではツルが他の木に巻き付いていて葛の葉っぱもあるので間違いない。
さっそく掘っていこう。
当然だけど根野菜のように素直にまっすぐ根っこが伸びているわけではない。
非常に入り組んでいる。
というかツルなのか根っこなのかわからない。
地面に埋まっていれば根っこということで良いのかな。
そもそもツル性植物は
ツルが地面をはって伸びて、
そのツルの途中で根が出て、
またツルがはって伸びて、
の繰り返しなのでわかりにくい。
地中のツルだか根っこだかが集まっている所まで掘りすすんだ。
ここを根っこと認定して持ち帰ることにする。
これだ。
余談だけど、
掘っている途中に砂からイモムシが出てきた。
冬眠してたのか。
でもこいつは地中にいるタイプじゃないよな。
謎だけど元のふかふかの砂の中に戻しておいた。
つづき。
持ち帰った根っこを洗ってピーラーで皮をむく。
皮は残した方が栄養的に良さそうだけど
神経質が出た。
皮をむいたら適当な薄さに切る。
切った感じは繊維質で硬く、とても切りづらい。
デンプン質っぽい感じもする。
全部切り終わった。
あとは乾燥させて終わりだ。
本当は天日干しが良いんだけど待てないので電子レンジで強制的に水分を飛ばしてしまおう。
カリカリになった。
完成だ。
さっそく煎じて飲んでみようと思う。
葛根2つまみを500mlの水で火にかける。
水の量が大体半分くらいになるまで煎じてみた。
色は茶色。
飲んでみよう。
味は、
まずくない。
というより美味しい方かもしれない。
ほうじ茶みたいな風味があって少し甘味も感じる。
と思って飲み続けていたら段々と進まなくなってきた。
後味のエグみが積み重なってきたためだ。
お茶の渋みとかコーヒーの苦みとはまた違う感じだ。
飲み続ければクセになるのかな。
一杯目の感想としては
お茶として楽しむにはいたらない
かな。
完璧に美味しければもっと流行っているよな。
煎じる時間と葛の量も調整が必要かもしれない。
また色々やってみる。
あとでわかったこと
熱いお湯をコップにそそいで、そこに乾燥した葛の根っこをいれて3分くらい待って飲んだらとても美味しかった。
煎じるのではなくてただお湯に入れるだけで良かったみたい。