アマチャヅルっていう草があってお茶にすると美味しいらしい。
ほんのり甘くて体にも良いらしい。
飲んでみたい。
ということで山へ探しにいく。
でも、
以外と見つからない。
写真で特徴はわかっているんだけど。
ツル性の植物だから下よりも上を探すほうが良いかも。
斜面からたれ下がっている可能性があるからだ。
山道の横の壁をくまなく探していく。
あった。
予想どおり壁からたれ下がっていた。
写真には3種類のツル植物が写ってる。
右がクズ。
左がアケビ。
まん中がアマチャヅル。
アマチャヅルは葉っぱを見ればわかる。
こんな感じ。
5枚の葉っぱがひろがって
鳥の足?
もみじ?
ヒトデ?
のようになっている。
でもよく見ると葉っぱは3枚なのかもしれない。
このように
1枚目の葉っぱは1つの茎から出ているけど、2枚目と3枚目の葉っぱはYの字に分かれた茎の先から2枚ずつ①と②の葉っぱが出ている。
こういうのを5枚葉っていうのかな。
よくわからないから葉っぱの数は置いといて。
1番わかりやすい特徴は葉っぱの表面に小さいトゲみたいなのが生えていること。
これはわかりやすいと思う。
葉っぱの形が似ている草にヤブガラシってのがあるみたいだけど、ヤブガラシにトゲはない。
あとアマチャヅルはその名の通り噛んでみると少し甘かった。
でも同時に苦味と草の青くささも感じられるので生食はおすすめできない。
ぼくが探したところに生えている草の中で少し似ていたのはカナムグラだ。
でも葉っぱは1枚なのでまちがえることはないかな。
アマチャヅルがたれ下がっていた壁の上に登ってみたら小さい株があったので持ち帰って育ててみようと思う。
うまく育てられればいつでもお茶が飲めるからね。
たれ下がっていた長めのものは乾燥させてお茶にしよう。
乾燥には電子レンジを使う。
洗って干しておいたアマチャヅルを適当に小さく切って600wで2分温めた。
カサカサになった。
さっそく熱湯をそそいでお茶を作る。
味は、おいしい。
ほんの少し甘みがある。
普通にお茶として楽しめるレベルだと思う。
それから山に行ったときにはついでにアマチャヅルを探すようになった。
わかったことは地面にふつーにいっぱい生えているということ。
写真じゃなくて実物を1回見たら簡単に見つけられるようになってしまった。
そういうもんなんだな。